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とんぼ玉技法の部屋

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鳥の作り方

点打ちとパーツで鳥を表現する方法の紹介


胴体の腹をつくります。(写真の白いお腹部分)

白鉛ガラスの細引き棒で線状に玉につけます。(技法・・細引きガラスを玉に乗せる、参考)
おおよその形で乗せます。
(外側に広げるのは容易にできるが、内側に小さくするのは大変)
目標のラインより内側にガラスを乗せてコテでつぶし、針先で横に押したりして形を決めます。
(技法・・針先を使って形成参考)
お腹が膨らんでいるイメージにしておきます。

翼部分をつくります。

透明青と白の鉛ガラスでネジリ細引きをつくります。
細引きは3〜4ミリ位の直径に創っておき、これを使用時にさらに細くしてネジリ回数も増やします。直径1〜2ミリ程度。3本くらいを左から順番に乗せていきます。
肩の形と翼先端の形で鳥の良し悪しが決まります。
細引きは潰さずに針を寝かせてガラスのくっ付いた根元部を横押し しながら形をと整えるようにします。
翼のところは白ガラスは無くてもかまいません。細引きはつぶさないで自然と溶け合うようにします。

細引きの乗せ方

細引き先端を加熱して最初に先端を玉に着けます。
少しづつ加熱しながら細引きを軟らかくしていき、曲げたり真直ぐにしたりしながら形を決めていきます。
細引きをいっぺんに玉に着けてしまうと修正が効かず失敗します。

首と尾の付け根に白ガラス

下地の白ガラスを付けます。
上に色ガラスをつけますがイメージする大きさより小さめに着けます。
おおよそのサイズ位置に伸ばします。少し盛り上がるくらいに押し付けます。
首の付け根や尾の付け根の部分はAの色ガラスの下にもぐり込ませる感じでなじませます。
引っかき針の先端を使うと良いでしょう。コテで押し付け平らにしておきます。

頭と尾をつけます。

頭はAの時のネジリ細引きを使用。少し太めで短くします。
まだ形は創りません。

尾をつけます。Aの材料を3本着ければいいでしょう。
押さえることはしないで、自然と玉になじむようにします。尾の付け根は幅広になってしまうので針先で両端を寄せて狭くします。

首と尾に色付け

首部と尾の付け根に色ガラスを点打ちして広げます。
首部と頭全体を形創りします。口先はピンセットなどでつぼめるようにします。口先がまだですから再度成形することになります。首から上は少し盛り上がる程度に押さえます。

尾は同様にガラスをつけ、Dの狭めると同時に高すぎる部分を押さえます。

目、口、足の取り付け

口は、黒ガラスを小さく点打ちして押さえくちばし形に引っかきます。

目は白点打ち押さえ後、黒点打ちします。白部分は狭く黒めは大きくすると実物らしい目になります。
目が大きすぎたときは、中心を針で突くと全体が小さな円に出来ます。くぼみには透明ガラスをほんの少し点打ちすると良いでしょう。

足は不透明系ガラスの黒がいいでしょう。細引きガラスで形になるように乗せていきます。枝を1本つけてから足をつけると形よくなります。足先は胴体から枝に乗せていくと枝のところで球形に終わります。鳥が枝を掴んでいるように見えます。

最後に全体の修正をして、玉全体を加熱していき鳥部と地玉をなじませて完成です。

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