ホーム 技法 道具 作品 ブログ
師匠の店 リンク集 自己紹介 趣味の部屋 掲示板
メールは
こちら

とんぼ玉技法の部屋

[目次へ]--- [前の頁へ]---[次の頁へ]

地玉の作り方について

始めに作る地玉の注意点などを解説してみました。

地玉成形の方法には 2種類 ありますね。
   1. コテの上でガラスを回転させるだけで成形する。
   2. 最初はヘラを使ってペタペタ伸ばしてタマゴ形にしてからコテの上で回転させ成形する方法。

ではどちらが初心者向きか?
私は、1.の方法は技術が必要で初心者ではバランスのとれた地玉は出来ないと考えています。

1.の方法のサンプル・・・SINさんのユーチューブ(http://www.youtube.com/watch?v=hHW9f6d8S8E
               ガラスを心棒に巻く時は円周方向と左右方向にバランス良く巻かないとダメ
               軟らかいガラスをコテで平に円柱状にする力加減と回転させるテクニック
               左右に均等にガラスを伸ばすテクニックなど、どれをとっても高度な技術熟練が必要。
               玉の左右端のヘソを作る技能、本当に初心者が出来るの? と思う

1.の方法は色々なタイプの形、細長く、球体に、棒のように、自在に伸ばせる
2.の方法は、短時間にたまご形になる。ベテラン向き。

又技術解説本では

GUREさんの本では

心棒にガラスを巻いたらコテで押さえながら成形してタマゴ形に近づけるように整えたらコテの上で回転させて成形する方法を紹介しています。

GUREさんの成形方法を紹介しているホームページがほとんど見つからないのが残念。

本は図書館などにも置いて有るのでそちらをぜひ御覧いただきたい。

ところが

この本は最初からコテの上で回転させて成形する方法を紹介しています。
紙面の制約も有るのでしょうか。または、別の方法も有るとの事でしょうか。
難しい方法を紹介しています。

ヘラを使った地玉作りの方法を簡単に紹介


まず心棒に溶かしたガラスを巻き取ります。
ヘラでガラスをペタペタ押えて、回転させながら円周を多角形にしていきます。
軸に対するガラスの量に片寄りが有ると、たまご形にするのにてこずります。
この時点でガラスの量を均等に心がけます。

たまご形に成形していきます。
ヘラの動きはガラスを押える動作と横にガラスを押し伸ばすような動作をします。
注意点は、ガラスの量が中心に対して均等に振り分けられているか、円周方向も均等か。

ガラスを左右に押えていく段階で玉のヘソをつくります。

この段階できちんとしたヘソにします。
完成までの後作業が色々ありますが、この時点でヘソは完成させておく。
途中のガラス加熱作業でもこのヘソの形を崩さないで作業して良い玉を完成させましょう。
ヘソの形を加熱で崩すような温度にしてしまうことは、ガラスの表面のツヤや模様の色をボヤケさせる原因になってしまいますので。

ヘソの形が出来たらコテの上でガラスを回転させながらタマゴ形に凹凸を取りながら完成させます。


とんぼ玉の仕上げ
 左官コテの上で転がして卵形に仕上げる。
 左官コテはグラグラ動かない様に肘を脇につける。
 動くとコテの角度が安定しないため玉の面が歪になります。
心棒の動き
 常に転がす方向に対して90度を保つ。これがいい加減ですと凹凸やイビツが直りません。

形の判断をする目線
 玉の上側の曲線で判断するとよくわかります。
 この目線方法が形を作るのに一番良い。やってみてください。
 普通に斜め下に玉を見ての作業は凸凹が分かりにくいですよね

目線が大切ということで・・とんぼ玉作家 ひぐらし/吉井裕美さんの動画が良い参考になります。

心棒とコテの位置を注意するとバランスの良い球になります。

玉がコテと接触する軌跡は同じ直線上を前後させるように注意します。
蛇行したりする軌跡ですと玉の丸みが常に変化するので形が落ち着きません。

人間の関節の動きは直線運動が不得意な構造だそうで、ここに注意します。

コテの上を移動させないでガラスだけ回転させて成形する方法
 
コテに玉が触った位置でその場で玉を回転させる。
心棒とコテの高さ寸法が変化するので出っ張りがわかります。指先に神経を集中するとガラスの出っ張りがわかりますから出っ張った箇所をコテで押してなじませます。

玉は軟らかめにして、コテの上でゆっくり回転させます。玉を持つ手は、ソフトに。回転していくと凸のところで玉が持ち上がります、ここで凸部分を押え込み凸面を無くしていき卵型にします。

ヘソが途中で崩れた場合は

細引きのガラスを足してなじませる。
ヘソになる分のガラスをヘソにしたい部分に巻きつけてなじませます。
この方法は玉のサイズが少し大きくなります。

別の方法としては

玉を傾斜させてヘソの部分を過熱して中央寄りのガラスをヘソに移動させてやります。
炎はヘソ側だけ当たるように、心棒は45度位傾けます。
心棒を傾斜させた状態でクルクル回転させていると徐々にヘソが形成されてきます。
水平に戻すタイミングはヘソが完成する少し前です。完成形状になってから戻すのは手遅れです。水平に戻してもまだガラスが軟らかいので、さらに変形します。この変形分を考えながらの作業になります。
すでに花パーツなどを作っているケースでもヘソ近くに模様が無ければこの作業が出来ます。
重力の作用だけできれいなヘソが完成しますよ。


[目次へ]--- [前の頁へ]---[次の頁へ]


inserted by FC2 system