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とんぼ玉技法の部屋

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きのこの作り方第二弾(チョット込み入った作品)

きのこのとんぼ玉 作成技法の第二弾 ご紹介いたします。
ガラスパーツを組み立てから玉に埋め込む方法になりますが、今回は傘に模様の入った作品です。

こんな感じのとんぼ玉になります。

傘には縞々模様を付けています。
軸部分の材料は前ページの軸パーツになります。

さらに工夫されて技法を発展させてみてください。

まずは軸部分のパーツから

軸のパーツは前のページで紹介していますのでそちらを御覧下さい。
軸の外周になるクリアーガラスは厚く太くしたほうが制作が楽になるとおもいます。

但し玉に埋めた後の状態についてですが、玉の仕上げにクリアーガラス(鉛ガラス)を乗せていきますね。
軸と傘につけたソーダガラスのクリアーと玉全体につける鉛ガラスのクリアーとはガラスの屈折率が違いますから境目が判ってしまい 不自然さが出てしまうので ソーダガラスのクリアーの量はほどほどにしておいたほうが良いでしょう。

光の当たり具合で境目が変化するので 逆に 神秘的な雰囲気が表現出来る場合もあるでしょう。
この場合には きのこの バックボードの色や 模様のつけ方にひと工夫が必要ですね。

傘のパーツ

傘の模様の入った細引きを作成

写真のパーツのように網目模様の細引きをつくります。

芯棒に赤の不透明ソーダガラスをとり 円柱上に丸め外周に白ソーダを塗り
細引きします。

上の細引きを短く切断して 20本程度針金で束ねます。
芯棒先端にポンテガラスを作り 束ねた細引きをくっ付けます。
外周面に赤ソーダを一回塗りします。
外面を溶かし込んである程度平らにした後 その上にクリアーのソーダガラスを塗ります。
全体を溶かし込んで残留エアーを抜き 細引きします。

この細引きした断面模様が傘の模様になります。

きのこパーツの組立

軸用パーツの細引き先端を炎で尖らせておきます。

上の赤い断面模様の細引きの端をカットして綺麗な断面模様を出します。
先端部分を炎で温めます。(軟らかくして模様を崩さないように注意)
断面に透明ソーダガラスを点打ちして付けます。

コテを使い透明ソーダガラスを平らにして、切断模様面全体に行き渡るようにします。

透明ソーダの細引き棒をポンテにして先端に取り付けます。

赤の模様ガラスを長さで2mm位のところで切断します。

ポンテに持ち変えます。
今切断した面に 白のソーダを点打ちします。
炎で溶かしながらコテを使い切断面全体に広げます。
(この白色が傘の裏面の白色になります)

軸用パーツを温めてから白ソーダ面に突きさします。
突き刺す深さで白ガラス面が傘のような形状になります。

左側の持ち手のガラスを切断します。

切断した所のクリアーガラスを溶かしこみながら外に広げていき傘の形を完成します。

軸の細引きを適当な長さにカットすれば きのこパーツの完成です。

後は前ページのように玉に埋めて完成させてください。
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