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とんぼ玉技法の部屋

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クラゲの作り方

クラゲの作成技法になります。
インターネットを検索しても、クラゲの作り方を解説している H.P が見当たらないので、紹介することと致しました。
  (1~2点の公開は有りますが、どうも ? 本筋ではないな と感じてしまいました)

きのこの玉と同じ方法です。 ガラスパーツを組み立てから玉に埋め込む方法になります。
これを見ていただいて参考に。 さらに自分なりの改良版の技法を見つけてくださいね。

また 新技法(改良版)をぜひ公開していただくようにお願いします。

こんなクラゲです。

 右のが埋め込のクラゲパーツです。

まずは傘部分の細引きを作ります

今回のサンプルで紹介しています。 ガラスの構成など各々お考えされて工夫してください。

中心部分をクリアー、 外周を白の上に色ガラスを、 さらにクリアーで囲んで
細引きしておきます。細引きの寸法は傘の大きさ程度になります。
中心のクリアーは傘の裏側の空間を表現するためです。

足の細引きを作ります

クリアー中心にして 足にする細引きガラスを配置し 外をクリアー巻きして
細引きします。
色や詳細は色々考えてくださいね。

重要なこと。--足ガラスはソーダガラスが良い。

クラゲパーツを作ります

足パーツの下準備

足の細引き端をカットします。(きれいなカット面を作ります)
細引きしたクリアー鉛ガラスで側面をぐるりと囲います。

先端のみ炎に入れて球形に仕上げます。
球のサイズがクラゲの傘のサイズになります。
足の取り付け部分(根元)が細く仕上がります。
クリアーは鉛ガラスが良さそうです。

傘パーツの下準備

傘の細引きの端をカットします。(きれいなカット面を作ります)
カット面に色ガラス又はクリアーガラスを点付けします。
この点打ちガラスが傘の裏面の色になります。

先端の色ガラスを炎で軟らかくしてカット面全体に馴染ませます。
この時に傘材のカット端は炎で丸まらないように。(先端がつぼまないように)
炎とコテで押さえて平面」に仕上げます。すると先端はラッパ状態に広がります。

具体的には、花パーツを開かせる時に、先端にクリアーを乗せて花びらを開かせる技法がありますね。この方法を利用します。

傘と足の合体

傘細引き先端を軟らかく、 足細引きは暖めて 足を傘に押し込みます。

傘側をカットします。

傘の先端を足側に伸ばします。ここでお椀形の縁を完成させておきます。

傘の右側の余分なガラスを取ります。傘のカットした部分を炎で炙りポンテを使って引っ張り取ります。余分なガラスを取ると同時に傘をお椀形に近づけるように。
少しずつ余分なガラスを取ります。

傘の形を整えます。コテでクラゲのお椀形を完成させます。

足の長さを考えてカットすると

クラゲのパーツが完成です。

クラゲを玉に埋める

地玉の埋めたい箇所を重点的に加熱し 玉部分を軟らかくしておき クラゲパーツを半分の深さに埋めます。
残りの半分は クリアーガラスで包んでいきます。玉の表面の凹凸を修正して完成になります。

注意するところは クラゲパーツは十分余熱しておきます。パーツの割れや白濁を配慮します。
            足の先端は 玉に半分埋める時に加熱して 先端をピンセットで引き切りします。
            単純にパーツの形のまま埋めこみ完了では くらげの動きが感じられない玉になります。
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