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離型剤の作り方について |
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安価な離型剤の作り方を紹介します。材料はDIY店で手にはいります。
市販の離型剤とそんしょく無い出来具合になります。
高級な離形剤を使っていて、玉を心棒から外すのに容易にならない方、一度試してみませんか。
ちなみに私の使用芯棒は鉄製です。錆びます。
2mm径の芯棒はステンレスを使用していますが 太径のステンレスはメインで使用していません。 |
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まず 砥の粉です。
これがメインになります。
色は白色が手に入ればいいのですが、基本的には、関係ないでしょう。
数百円です。
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つぎに 満州タルクです。
数百円です。
タルクの一般的な利用は ファンデーションや口紅です。
離型剤が滑らかになる効果も有ると思っています。
先般 タルクにも種類があるとの話も。科学的な添加物がすでに混合された
製品も有りそうです。こうした物を選ばないようにご注意です。
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最後が アラビックヤマト 合成ノリです。
文房具店にあるものです。
以前に 離型剤製作時に入れ忘れた事がありまして、 入れた後の離型剤のねっとり感が
とても良く安定する感じを経験しました事から そんな効果が有ると思っています。 |
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以上を配合してつくります。
配合比率は
とのこ:200グラム
タルク:30グラム
合成のり:小さじ1
作り方です
とのこ、タルクを計量して容器に入れ混合します。
その後に水を入れて攪拌します。水は多めにすると良いですね。
(粉の不純物を分離する作業になります)
このまま一日置くと表面に不純物が沈殿するので上澄みを捨てます。
これを2回以上繰り返します。
水の上澄みを捨てて、水の少ない状態で合成のりを加えます。
良くかき混ぜながら水を加えて好みの粘度にします。
その状態から日数が経つほど良い離型剤になります。(この間は時々かき混ぜてください)
かき混ぜる頻度が多いほど、微細粒子状になるようです。
タルクなしですと強度が低下します。タルクが結合強度をアップしてくれるようです。
合成のりを多くすると、炎乾燥時に破裂状態になります。(多すぎないように) |
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離型剤の濃度は
心棒を入れてかき混ぜ、垂直に持ち上げ、液体がポタンと直ぐに落ちない位です。
濃すぎた場合は水を追加します。
薄すぎた場合には、一日置いて上澄みを捨てます。 |
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保管は
直射日光の当たらない場所、出来れば暗い所が良いです。
間接光が入る場所に置くと、藻のようなカビのような物が発生します。
一回作成で長期間使えますから 保管はしっかりとします。
写真は2回目の上澄みを捨る前のものです。
表面の黒は不純物です。沈殿の粘土色が離型剤です。 |
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参考ですが |
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これは、最初に買った離型剤で商品名は「リムーバー」です。
全然使えず、玉は途中で外れてしまいました。
扱いが悪かったとメーカーに言われるとおもいますので、メーカー名は控えます。
「S]メーカーさんとだけにしておきます。
他の方のブログを読むと
離型剤が直ぐに取れてしまうような内容がありますね。(用心、用心です)
このタイプは 簡単な玉(ビーズ玉)の量産向きなんでしょう。
完成後水に浸けると簡単に外れるのでした。 |
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私の使用状況
4mmの心棒をメインに使ています。材質は鉄製で当然サビています。
2mmの心棒と、6mmの心棒はステンレス製を使用しています。
いずれも、作業途中で剥がれるようなことは起きていません。
完成の玉を心棒から抜く時も程よく、無理なくはずれます。
玉の穴の水洗浄も普通に落ちてくれますので満足しています。
ホームページを拝見すると、心棒を抜く道具の紹介がありますね。
固定しておいて、心棒を叩いて抜くなど。
市販の高価な離型剤はくっ付きが良すぎる傾向ではないかと思っています。
わたしも、「リムーバー」の後に市販品を購入しましたが、心棒を抜きにくかった記憶がありますね。 |
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追伸
離型剤が垂れてしまう・・ そんなご質問もありました。
鉄棒に油分が残っていると 見事にはじいてしまいます。 手油でも起きますよ。
そんなときは 一度芯棒を空焼きしてください。
ちなみに玉のグリップ力ですが 鉄の芯ならバッチリ
ステンレスでしたらば グリップ力は低下しますので コテ押さえなどは 用心しながらの作業になります。 |
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