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とんぼ玉技法の部屋

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花パーツ作成の花芯、花びらの細引きサイズは?

花パーツを作る時のガラスを細引きする際の細引き直径の関係をしらべました。
ここでは、5弁と6弁の花について解説しました。
5弁の花びらはシビアに、6弁の花びらはラフで良し。
こんなことが分かりました。

5弁の花のパーツを作る時に、花芯は細引き出来たけど
花びらの細引きはどの位の直径にすればベストなのだろう。
こんな事考えた事はないですか。

花びらを細くすると花びら間の隙間が空きすぎて締りのない花になりますね。

そこで今回は花芯の直径と花びらの直径の比率について考えてみました。

5弁の花の場合

    記号解説図             算出結果です。各々の数字は各々の比率に読み替えてください。
たとえば
花芯d1=10mm
花びらd2=14mm
とすると

隙間はs=0.3mm
となる。

隙間はほとんど無し
これで組めれば最良
たとえば
花芯d1=10mm
花びらd2=12mm
とすると

隙間はs=2mm
となる。

隙間はもう少し狭くしたい
たとえば
花芯d1=10mm
花びらd2=10mm
とすると

隙間はs=4mm
となる。

隙間ありすぎですね
5箇所で20mmの隙間です

花芯を10mmの直径で細引きした場合には
花びらの細引き直径を12から13mmにすると良さそう。
14mm以上では収まらないですね。また10mmでは細すぎですね。
5弁の花の場合には、花びらの断面寸法はシビアに作ること。これが注意点ですね。

計算式は     s≒0.59×(d1+d2)-d2   で計算します


一応計算過程を入れておきます。




6弁の花の場合

記号解説図
たとえば
花芯d1=10mm
花びらd2=10mm
とすると

隙間はs=0mm
となる。

隙間はほとんど無し
これで組めれば最良
たとえば
花芯d1=10mm
花びらd2=9mm
とすると

隙間はs=0.5mm
となる。

隙間はほとんど無し
これで組めれば最良
たとえば
花芯d1=10mm
花びらd2=8mm
とすると

隙間はs=1mm
となる。

隙間は小さい
これでも良しとするか?

6弁の花の場合は、花びらのパーツ直径はある程度ラフでも隙間は少なくできることがわかる。
5弁の花よりも、花びらの直径はラフで良いことになりますね。

計算式は     s=d1/2-d2/2   で計算します.

計算過程は省略します。
気になる方は計算してみてください。
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