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 メールは
こちら |
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| 電気炉でガラスを徐冷？ |
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 最小の電気炉の購入です。とんぼ玉のサイズにはこれで十分。
さてそうなると温度設定を知らないと？・・・考えましたが・・・
佐竹ガラスとキナリガラスを調べてみました。
参考にならない程度ですが、記録しておこうと・・・・・
暇でしたらば読んでみてください程度のものです。
（今までは炎から出して２５数えて藁灰にズボでした。） |
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先ずはキナリガラスさん
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ホームページで見ると
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kinariガラスロッドの性質
・膨張係数：128±3...ガラスが熱によって膨張する度合を表した数値。数値が大きいほど膨張しやすくなります。
・鉛含有量：約20～30％（クリスタルのみ）
・徐冷点（転移点）：430℃...この温度以上ではガラスに歪が入らない温度
・軟化点：約550℃...ガラスが柔らかくなる温度
・作業点：約720℃...ガラスが熔けている温度
これらの温度はガラス粘度を測定する際、ある一定の粘性をもった時の温度で決定されます。（2010年1月測定結果。以前の数値と一部異なりますが、ガラスの性質そのものには変わりはありません。）
徐冷点（430℃）～380℃までの温度帯は、特に歪が入りやすい温度です。
電気炉（キルン）をご利用の際は、430℃以上で徐冷した後、380℃までは特に急冷をせず、50℃～100℃/hでゆっくり温度を下げることをおすすめします。
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さすがですね、キナリ。これだけ読めばおおよその徐冷操作が想像できました。
炉の温度を４３０度にしておいてから徐冷速度を50℃～100℃/hで行えば良さそう |
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| 佐竹ガラスさんは？ |
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ホームページを見ると
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●クリスタル系 （鉛ガラス）
膨張係数 125～128 屈伏点（溶け始める温度）460℃
比重 2.5～2.6 融点 850℃
●ソーダ系 （ソーダガラス）（無鉛ガラス）
膨張係数 110～120 屈伏点（溶け始める温度）480℃
比重 2.3～2.4 融点 880℃
除冷点（除冷開始によく設定する温度）470℃～480℃ |
良く判りません。・・・メールしてみました。 |
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電気炉を使用して、ソーダ、鉛ガラスの徐冷をしたいのですが。
1. 冷却スピードはどの位にすれば良いですか？ （ ？度下げるのに ？何分かける ）
2. 徐冷開始温度は？
3.割れの発生しやすい温度域は？
4.何度以下で炉から外気に出して良いのでしょうか？
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| 返事はこれです。 |
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お早う御座います。
アニールの状況を示したグラフがありますので ＦＡＸがあればお送りいたしますので
ＦＡＸ ＮＯ を知らせてください。
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| 送られてきたのがこのグラフでした。ちなみにアニールとは、内部応力を除去する作業のようです。 |
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 正直がっかりでした。このグラフだけで解説とか説明コメント
などございませんでした。
やっぱり佐竹ですわの回答をいただきました。
このグラフから考えろということなのでしょう。
おそらくお客に対する回答の準備がされていないのでしょうね。
そこで考えてみましたよ。
下の自然徐冷でも可能？・・・意味不明
４５０と２００の温度で徐冷速度が変化？これは？
特に２００度域では徐冷速度を落とせと言ってるのか？
それとも炉自体の特性線図（自然冷却していく）のを
グラフにしたのかな？
単純見ると２００度域は歪みが出やすいのでゆっくりと
冷却しなさいとの事なのでしょう。 |
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| ４５０度が表示されている、ここで折れ線になっていることは徐冷開始はこの位からで良いのか？ |
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| 徐冷のスピードは？ |
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４５０～２００度間・・・・８３．３度/Hの冷却スピード
２００～１００度間・・・・３３．３度/Hの冷却スピード |
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| 私のはかない頭脳では、この程度しか判りません。 |
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| わからないのでとりあえずはキナリさんの冷却を参考にてやってみようと思っています。 |
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| 電気炉を導入された諸先輩は試行錯誤なのでしょうね。 |
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| 実際の昇温、冷却の測定しました |
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| 電気炉は |
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ニットー小型電気炉 日陶科学株式会社 イエローMINI
炉内サイズ--- 70×110×50 最高使用温度 900度
電力 500W（四面ヒーター） P.I.D ON/OFF制御
（設定温度でヒーターが ON。OFF。します） |
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| 測定値です。 室温17度でした。 |
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| とんぼ玉の徐冷目的ですから４５０度を上限にしました。 |
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| 昇温時間と温度 |
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| 炉内温度 |
昇温に要した時間 |
| 17～100 |
1分50秒 |
| ～200 |
2分30秒 |
| ～300 |
3分10秒 |
| ～400 |
3分55秒 |
| ～450 |
4分15秒 |
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４５０度まで昇温する時間は約４分かかります。その後ヒーター電源OFFになりますが、炉内温度は５００度になり
冷却で下降になり４５０度で安定します。安定まで約３分。
温度安定で４５０度～４６０度間を上下する状態です。 |
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| 自然冷却時間と温度 |
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| ４５０度から自然冷却する温度と時間を測定しました。 室温は１７度。 |
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| グラフの通りでした。 |
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 ４５０度から１００度に約４８分でした。
ガラスの歪みに影響する温度域をゆっくり下げる
ようにすれば、おおよそ自然冷却でも良いのかな？ |
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| ちなみに測定値です。 |
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| 炉内温度変位 |
この間の所要タイム |
| 450～400 |
3分 |
| 400～350 |
3分 |
| 350～300 |
3分25秒 |
| 300～250 |
5分05秒 |
| 250～200 |
7分03秒 |
| 200～150 |
10分23秒 |
| 150～100 |
16分10秒 |
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トータルで約48分 |
高温域では下降スピードが速いですね。
キナリガラスでは３８０度まではゆっくり冷やすとあります。
ここが注意点なのではと思います。 |
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電気炉の徐冷方法のホームページ・・・・有りました。
A３さんのよくある質問集、２５．電気炉の徐冷。をご覧ください。
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