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とんぼ玉技法の部屋

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雑記の続き-2-


綿雲のような、綿のような、下地ガラスの表現出来ないか?

とんぼ玉の下地を綿で包んだような表情にしたい。
あるいは 細工玉の風景や背景に雲を入れてみたい。  そんな発想をしてたものですから
試作している内容を紹介しますので興味の有る方は、技法を完結してみてください。。

こんな玉です。(テスト中のものなので出来は×ですが)
わかりずらい写真ですが 実物を見ると白い綿状にも見えますよ。
回りの模様はご愛嬌ですが。

乳白の市販ガラスでは出せない雰囲気も持っています。

表面に見える気泡は、後に解説している カレー粉の分量が多かったために大きな気泡になってしまい 表面に浮き出たのが原因のようです。

又表面が少々汚れの様な部分も見られて、これもカレー粉の多すぎのようでした。

玉の外面はクリアーガラスをのせること。これをしないと綿に見えません。

ガラスの作り方です。

簡単です。  以前紹介している カレー粉をまぶすガラスを作ります。

白の鉛ガラスとクリアーの鉛ガラス、これにカレー粉を添加してこねくり回し細引き棒を作ればガラスの完成。

注意する項目
1.クリアーガラスを多めにした方が良さそう。 綿の表情はクリアーガラスが出しているようです。
2.カレー粉は少な目を基本にした方が良さそう。多めですと玉完成時に大きな泡が発生してしまいす。
  (写真の気泡)
3.こねくり回しはしっかりとしましょう。なるべくカレー粉が拡散するように。
4.カレー粉をまぶすときは、お料理の小麦粉がダマになるような現象がなるべく出ないように。
  カレー粉が塊状態でガラスに付着しているとなかなか拡散しません。悪い場合には玉の表面に黒点の
  ように残ってしまいます。カレー粉が多すぎる場合はこの黒点状のガラスが包み込むクリアーガラスの側まで
  進出してきて表面にすすのように見えてしまう場合もあります。
5.ガラス作りの完成は細く、細引きガラス状にします。
  不純物が入ったガラスですから玉の作成時に加熱で飛び散りますよ。

この手の技法はいろいろと利用価値が出そうです。発想をもっと展開できれば良い方向にいくのではないかと
思っています。



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