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玉が汚れてしまう人の注意点 |
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透明色の多いとんぼ玉を製作したとしましょう。 ある人は透明度が綺麗、 こちらの人のは何かしら濁って見える。
そうそう 私のとんぼ玉は そんな感じになってしまう。どうしてなんでしょうか? て思った事が有りました。
特にとんぼ玉作りを始めたころでした。 濁りが取れませんでした。その原因も理解できませんでした。
おかげで とんぼ玉の表面に艶が出せるまで一年以上かかったのを 思い出します。
作者それぞれ原因は色々でしょうが 私なりに感じる事項を書くページとします。
どうぞご自分の場合を予想して 想像を膨らませてみてください。解決の糸口が有りますよ。 |
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先ずは ガラス棒の繋ぎから |
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玉作りには直接関係無し。 でも細かな配慮が必要ですよ。 |
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これはソーダガラスのクリアー棒を繋いだ部分。 つなぎ部分がクリアーでしょ。
棒はだんだん短くなると 捨てずに繋ぎます。何気なくつなぐと 繋ぎ部分に気泡が出ます。
あなたのつなぎ部分を良く見ると白い線のような部分が残っているはず。 つまり細かい気泡やゴミ、不純物がガラスに混入してるのが原因。
このままとんぼ玉に使うと 気泡が分散して玉の表面が白濁したようになってしまう原因に繋がりますよ。
ほんのチョコットの不純物がガラスに入ると 成長と言いますか 拡散といいますが 膨張するように感じます。 |
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防ぐにはどうするか。 |
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ガラス棒のカット端です。
これをバーナーで加熱して先端を丸くした場合にほとんどの現象として
先端部に白濁部分が残ります。つまり細かな気泡。たまにゴミなども。
カット面は凹凸の集合体ここがバーナーで加熱すると凹部で空気やゴミが閉じ込められて細かい気泡に成長するんじゃないか? これが私の持論です。
ガラスの端でさらに小さな凹凸の集合体 だから炎による加熱状態も 熱い点と冷めた点が発生 温度差の激しいガラス同志は気泡の原因 この点も考えられます。 |
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このままでガラス棒どうしを繋ぎあわせると ちょうど接合線の所に白っぽい線となって見えるはず。
クリアーガラスでテストしてみてください。つなぎがここだと解るくらいの白い線や面が見えます。 |
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こうして繋ぎましょう。
先端を溶かしたらば 白濁部分のガラスをつまみ取り
その後先端を丸くしましょう。
繋ぎの両端をこのようにしてから 繋ぎの作業をしましょう。 |
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ちなみに繋ぎ作業はこんなふうに |
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ガラスの先端は熱々にします。接合はガラスがくっついて自然に馴染むように
ゆっくりとくっつける感覚で。炎の上端、炎の中でくっつける感じで。
くっつき同志のガラスが馴染むまで炎の中で保持。(灯油バーナーです)
ガラスは膨らんで山状にしてから火から離す。
ガラスはゆっくり冷えますから 引っ張って同じ太さにしますが
ゆっくりと様子をみながら。 感覚的には 引っ張るかひっぱらないか解らない位の引っ張り具合です。 上手くいけば つなぎ目が解らないように同じ太さに出来ます。
引っ張り作業時はガラス棒はクルクル回転、上にしたり下にしたり忙しいですよ。
ガラスが冷めていくまで小まめな作業。 |
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引っ張ると山が平らにならない。 山を平らにしようと引っ張れば棒が細くなってしまう事でしょう。細くなるのは 引っ張りが早すぎ、 ここでも地球の引力を考えて 棒を寝かせたり立てたり 地球にガラスを引っ張ってもらいましょう。
山が片方だけ残ってしまう。
そんなときは 棒を曲げて又戻してみます。
但し曲げの支点は山の中心でなくズレた場所を意識します。
捨てガラスで練習してコツを掴んでください。
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ガラス棒の溶かし作業で |
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ガラス棒の色の違いにも配慮してください。(佐竹ガラスの場合です)
ガンガン溶かしても大丈夫な種類と 優しく溶かさないといけない種類と有るようです。 |
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たとえば この赤系統と 薄い黄緑のガラス棒
両方共に 炎にかざした際あたりがすすけたように変化しやすいようです。火のススがまとわりつくように汚れたようになりやすい。
ひどいと ガラス先を玉に溶かせばその中に浮遊物のように見える時もあります。 |
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ではどうするか? 私自身確たる対策と結論は分かりません状態です。
ただ 溶かす時に 急加熱は避けるように 炎に入れる最初はやんわりと加熱初めてます。
又 灯油バーナーですから バーナーのスス除去と芯の掃除はこまめにしています。
炎の状態もエアーの吹く量を微調整しています。 ススみたいのが見えたらエアーの量を多くしてみたりしています。 |
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あと 棒をかざす角度は45度にします。 理由は棒の側面を熱がはいあがってくるので
先端から離れた部分も加熱できるから。
どうして? には 先端が溶けると図のように折り曲げます。折曲がった先とくっつく棒側の温度差です。 それぞれのガラスに温度差が大きいと 悪さが始まるのです。
玉にガラスを載せる時は玉の表面も加熱してからですよ~ その原理と同じ。 |
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それから 赤系統の中で 特に薄い色は 加熱するとガラス棒の中に気泡が出ます。一度出た気泡はなかなか消えません。 どうやら素材自身が気泡のでやすいのでしょうね。
私の場合は 最初から やんわりと加熱してやります。 柔らかくなっても なるべく炎の上端に保持して
ゆっくりと溶かすようにしています。 それで気泡は出ませんか? ・・・はっきりしません。でもそうしています。 |
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玉にガラスを載せる時 |
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玉に追加でガラスを載せる作業。 教室などで言われたいることでしょうね。「玉の方も加熱してからですよ~・・・」
まず載せるガラス棒の事から ガラスは熱い方がいいようです。熱い方が玉の凹部分まで入り込んでくれます。
トロトロになる位のガラスの方が良いのではないかと思っているくらいです。
では玉の側は 基本は冷め気味にしておきます。 冷めすぎと言ってもどの位 そーですねー 玉の表面が硬めになる境目と表現しておきます。 少し再加熱すれば表面が柔らかくなる状態と表現しておきます。 但し玉の中心も外側も同じ温度になるように保持するのが大切。 玉の表面は冷め気味で中心は完全に冷めちゃってる・・・これはいけません。
さてガラスを載せる瞬間には玉の表面を炎にかざして加熱します。玉の温度保持が良ければ数秒加熱で良し。
玉の表面だけ熱くなった瞬間に追加のガラスを載せます。
作業後に 玉の模様が崩れる場合は 玉の保持温度がまだ高い印です。 反対にクリアーが白濁してしまう場合は玉の保持温度が低すぎるからと思いましょう。
基本は相互の温度に差が有りすぎると ガラスは悪さをしますね・・・・ これにつきます。 |
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