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とんぼ玉技法の部屋

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水中花の花パーツ形状の色々をまとめ

水中花の花を開くテクニックやら 花のパーツに関係する内容をまとめてみました。
解説する図は程度が悪くなりますが理解していただけば良しと思い手抜きでございます。


NO.1切りっぱなしの花パーツでは
花パーツを単純にカットした円柱状態で下玉に乗せて
開花作業をする作り方。
このパーツを下玉に立てるように置き、通常の開花作業をします。

出来上がりは 花の中央部分が透明に抜けた模様の花となります。


NO.2花パーツの長め、短め

完成した花パーツのカットする長さの違いでも
完成する花の雰囲気が変わります。

長い場合は・・・・出来上がりの花びらは長くなりますね。
           花びら5枚を均等に開く技量がもとめられますね。

短い場合は・・・・花びらは短くなります。可愛らしい雰囲気ですね。


NO.3花パーツの差し込み深さの 深い、浅い

玉に差し込む深さの違いでも変わってきます。

下玉に深く差し込む、浅く差し込む で雰囲気は変わります。又外に出ているパーツの長さが長い、短いでも変わってきます。

想像してみて下さい。 例えば深く差し込んだ場合は 花中心が深くなりますから雄しべ部分に深みが出てきますよね。

さらには 花を重ねるように配置したい場合や、花の近くに花を置きたい場合は、深く差し込むとガラスを押しのける状態に歪みますから 形状をくずしたくない場合には浅く差し込むような作業が有効となります。


NO.4パーツ先端の形

普通の先端形状。 先端は尖っています。
パーツの先端を溶かしてピンセットで摘み延ばしして円錐形状にします。

下玉に半分ほど埋め込みして立てます。

先端が丸形状。 

下玉の表面に丸部分をくっつけます。埋め込みはしません。

花を並べて配置したい場合に有効な方法です。花パーツを並べておいて均等に花を開く作業を行います。
一個づつ開く方法よりも 花の間隔を狭くできます。

又下玉側にすでに模様が出来上がっている場合などにもこの方法を使います。

先端の丸の作り方は 普通の先端形状にしてから さらに先端加熱を続けて丸く仕上げます。

先端を平にカットしてしまう方法も有ります。

普通の先端形状に仕上げてから カッターで先端だけ平にカットしてしまう方法です。

上の丸形状と同じ効果を発揮できます。


NO.5パーツのクリアー部分の肉厚

花パーツの外周を包むクリアーガラスの厚みがわりかし重要です。

厚い場合・・・花は綺麗に咲かしやすい。理由はクリアーガラスが厚い分ここがクッションの役目をしてくれるようです。これの悪い所は花の周りがクリアーの厚い層に完了するので 花と花が離れてしまい 間延びしてしまうこと。

薄い場合・・・開花作業には熟練度が必要ですが 混み入った花玉にできます。


NO.6花びら一枚の表現

花びらの表面に変化が無く のっぺりした表情しかない。

色ガラスと白ソーダガラスを付ける作業で よく紹介されている作業方法に ガラス棒先にたっぷりの玉を作っておいて一気になすりつけて完成させてしまう方法があります。

花びら一枚分のガラスを一気に張り付けるために均等なガラス層ができますから
色の濃淡などの変化が出ません。

私は変化が出ないのでこの方法では作りません。

色ガラスで解説すれば 一筋づつ ガラスを載せていく方法で行っています。

理由は筋間や重なり部分や塗り方でガラスの厚さに変化が出ます。これが花びらの表情となって表れてくれます。

花パーツの形状だけでも工夫次第で色々な変化が出せます。 要はあなたがどれだけ工夫を盛り込めるかですね
どうぞ綺麗な花を咲かせてくださいませ。
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