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とんぼ玉技法の部屋

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データベースNO.4

特に紹介するほどでもないが、とんぼ玉の制作に関する情報をメモ程度に紹介する場所として
データーベースとしてまとめることにしました。

使用する芯棒について

太い芯棒を使いたい場合の注意する点について解説してみました。

こんな作品を製作する場合の芯棒は。

作品の穴の直径は8mmになります。
幅は狭くて10mm位、直径は35から40mm。

使用する芯棒の種類

上の芯棒は丸棒の8mm.
下の芯棒は8mmの段差付き。持ち手が細くなっています。

また、パイプ状の8mm芯棒もあります。

材質では、ステンレスと鉄製があります。

では、芯棒種類による使用状態の解説です。

丸棒の芯棒ですが、使用中は持ち手側まで熱が伝わってしまい通常の握り位置では熱くて持っていられません。
炎の位置から20cm以上外を持つようになります。
これでは点打ちなどの位置が不安定になってしまいます。
そこでどうするかですが
水に浸した布切れを芯棒に当て芯棒を回転させて冷やしてあげます。
この作業はしょっちゅう行うようになります。

そこで下の段差の有る芯棒。これでしたら通常の握り位置で作業ができます。

またパイプ状の芯棒ですが、こちらはそれほど熱くなりません。
芯棒の肉厚が薄いからでしょう。価格も安いのでお勧めです。

又離型剤から見た場合ですが、ガラスの接合面が狭くなりますから
離型剤が剥がれやすくなります。コテや引っかきなどでガラスに負荷を加える場合には注意が必要です。

ステンレス芯棒では、専用のステンレス用離型剤が必要になります。
このホームページで紹介している離型剤では剥がれてしまいます。
但し鉄製の芯棒でしてたら、注意しながら作業すれば剥がれることはないです。

私の場合ですと、基本的にステンレスの芯棒は使いたくないのです。
握りと回転が手に馴染みません。ようするに滑ってしまうのです。
写真の下の段差のある芯棒はステンレスのみ市販されています。
これですと回転させるのにしっかり握らなくてはなりません。
また離型剤はステンレス芯棒では剥がれやすくなります。
パイプの芯棒が良いのですが、これもステンレスになってしまいます。

メーカーさんはステンレス製の芯棒をメインに販売していますが
使いづらいのになぜステンレスにこだわるのかわかりません。

使い勝手からすれば鉄製の方が数段良いのは明らかです。

サビを嫌うからなのでしょうか?。
それほどサビませんけど。どうせ離型剤でサビに接触しないのに。
離型剤の食いつきから見れば鉄製の芯棒を使うべきだ。
いつもそんなふうに思っているんですよ。
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